PDM導入事例2(業種:精密機器、売上:600億)
2015年6月17日配信
<PDM導入の目的>
・顧客と情報共有できるサービスBOMの構築
-情報をグローバルに公開
-操作マニュアル、保守情報など最新情報で社外配信
-メーカと顧客が保守履歴を共有することで保守計画を立てやすくする
-品番を指定してサービス可能部品だけ注文してもらうことで業務効率改善
(1) 成功の要因
・将来の構想は考えた上で、できるところからシステム構築した
・社内部門の一部門に閉ざされたシステムでなくした
・SDKを使用して自身で機能追加することにも取り組んだ
(2) コネクテッド製品が選択された理由
・WEBでグローバルに情報公開したい要件に適合した
・データ参照だけなら利用ライセンスが不要
・SDKでの機能拡張も低コストで実現できる
(3) PDM導入前の状況
・技術部門に閉ざされたデータ管理、社外には紙で情報配信
・品番指定なしやサービス停止部品が注文されるので部品特定や代替品の
割り当てに時間がかかる。熟練者の対応が必要
・何社からもある同じ問い合わせに都度同じ対応の繰り返し
(4) 運用内容に適合した標準機能
・BOMとファイル管理の融合
サービスパーツリストをBOMで表現し、ドキュメントを必要な個所に添付した
・海外展開のための機能
海外に情報公開する上で属性項目の多言語対応は有用
・社内外でのBOM表示内容の切り替え(構成フィルター)
社外にはサービス停止部品は非表示、社内ではすべての情報を表示
(5) カスタマイズ内容
・構成フィルターを多く利用するので入力コストを低減する対応