PDM導入事例10(業種:精密機器、売上:250億)
2020年9月7日配信
<PDM導入の目的>
- 承認フロー連携
- 出図管理
- 生産管理システム連携
(1) 成功の要因
- PDM推進の会議体を作って各キーマンが主体的に参加し議論を進めた
- 主担当者が所属する事業部のみの運用でスモールスタート
- 実績を作ってから、国内の他事業部および海外の工場を次々と参加させた
- 生産管理システム連携なども2次カスタイズとし、徐々に高機能化させた
(2) コネクテッド製品が選択された理由
- 直観的で操作性の良いGUI
- 既存で使っているワークフローシステムと連携実績があった
- 日英中の多言語に対応
- 短期間でのシステム導入を見込めた
(3) PDM導入前の状況
- CUI画面でBOM構成の視認が難しく操作性が悪かった。
- 承認フローを回してから図面の押印が手動で手間がかかっていた。
- 出図は紙の管理が基本で設計から製造には郵送で図面が送られていた。版管理が難しく、どれが最新か分かりにくくなっていた。
(4) カスタマイズ内容
【他システムとの連携】
- ワークフローシステム(eValue)と連携し承認状態を同期
- 生産管理システムへデータ流し込み
【帳票出力】
- 部品リストを出力。そのまま生産管理システムに連携
【構成承認】
- BOM構成単位での承認処理。承認完了時にスナップショット自動作成
当初から構想として海外工場との連携を目指していた。現在は海外工場との出図管理もFullWEB-PDMを使って電子データで運用しており、紙でのやりとりはなくなった。